【バク転への道6】背面飛び(背落ち)

【※※※初めに※※※】
このサイトでは超初心者向けにバク転を習得していくまでの過程を説明していますが、
100%怪我をしないということはありません。
実際にやってみようと思う方は、安全には十分に配慮して臨んでください。
万一、怪我をしたとしても当サイトは責任を負うことはできません。
どうしても、という方はATOTのメンバーになっていただけたら、より安全にできるようにアドバイスもできる『オンライン練習』も可能です。

「後ろ向きに倒れながら手を着いて体を起こす」という動作の後転倒立がある程度できるようになったら、いよいよ飛びます!
ここにきて、急に難易度があがります!
たくさんの人を指導してきたのですが、やはりここが難関です。
ここが難関でない人は、バク転はすぐにできるようになります。

心して、読んでいただけたらと思います。

【注意】
今回のトレーニングは、エバーマットなど、身体から落ちても大丈夫な柔らかいマットの上で行ってください。

【背面飛び(背落ち)】
1、膝が爪先の前に出ないように腰を落とす【超重要】
2、手を振り上げながら、身体を伸ばし、斜め後ろに跳ぶ
3、なるべく姿勢を維持し、身体全体でマットに着地する




それでは、解説していきます。

1、膝が爪先の前に出ないように腰を落とす【超重要】
この動作は、多くのバク転マスターが教えてくれる大事なポイントです。
下の画像の右下部分にある赤線が、膝が前に出ないようにするイメージのラインです。
専門用語(?)で「膝が抜ける」という失敗を防ぐために身体にしみこませる必要がある動作になります。

2、手を振り上げながら、身体を伸ばし、斜め後ろに跳ぶ
「身体を伸ばし」が難しいです。「恐怖」を克服することが難しい人は、ここで躓くことが多いです。
自分では身体を真っすぐにして飛んでいるつもりでも、なかなかそうならなず、もどかしさとの闘いが結構長くなる人もいます。

良い例
悪い例
後ろに倒れながら飛ぶのが怖い場合、背中が倒れる前に飛んでしまうので、このような形になりやすいです。
この恐怖を乗り越えられないと、なかなかバク転の動きには入りにくくなってしまいます。

3、なるべく姿勢を維持し、身体全体でマットに着地する
ここの着地の様子で、1,2がしっかりできているかの確認ができます。

良い例
肩、背中、腰、尻がほぼ同時に着地しています。
人にもよりますが、バク転は「身体を真っすぐさせて回転させる」という感覚の指導をしている方もいます。私も実際に動画ではあまりそう見えませんが、身体の感覚としてはそうあろうとしています。体操選手などの綺麗な人のバク転は真っすぐになっていますよね。
悪い例
腰、または尻から着地。
後ろに跳ぶことを怖がっていると、このようになりがちです。この背落ちを怖がっているうちは、なかなか次のステップにいくことは難しいかもしれません。恐怖を克服できるまで、身体に気を付けてダイブしましょう!
(画像の通り、私もかなり安心できる環境を用意して練習しています)

バク転の一番の壁は「恐怖」です。このステップ6はその恐怖を乗り越えるためにも必要な練習なので、怠ること無いよう練習していきましょう!