SNSやYouTubeを見ていると、バク転できる人をたくさん見かけます。
それでも、日常ではまだまだ「バク転できるんですよ。」という話題になると「えー!すごーい!」と言ってもらえることは多くあります。
元々ジャッキーチェンが好きだった私は、アクロバットに強い憧れを持っていたのですが、練習する環境に恵まれず、ずっと練習することができませんでした。後にYouTubeなどで練習している人の動画を見たら、アスファルトの上とかでも練習している人が「流石にこれはできないな」と思いました。
私にとっては「安全」があってこその練習環境でした。
大学を卒業して社会人になっても「バク転ができるようになりたい」と思う気持ちは無くならず、練習場所をずっと探していました。
インターネットを駆使して探してはみるものの、大人の体操教室などはなく、練習できる環境も見つけることができず、数年が経ちました。(2005年当時)
26歳の時、キーワードを変えて検索することで、体操教室ではなく、アクショチームを見つけることができ、早速そこに入団することにしました。その時から、私のアクロバットライフがスタートしました。
さて、念願のバク転ですが、実際にできるようになったのは4年後の30歳になった時でした。それまで週2回のチーム練習(毎回バク転する訳ではない)だったのですが、何となく「このままではいつまで経ってもできるようになれない」と考え、一念発起して自主練をすることに。
アクションチームのおかげで、エバーマットがある体育館の存在を知ることができ、2時間の自主練習を週2回2ヶ月続けました。友人の都合が合う時には補助をお願いしたりして、集中して取り組みました。
その結果、ようやく念願のバク転ができるようになりました。
そんな私の指導でも1日でできるようになる生徒もいました。バク転を簡単だと思うかどうかは個人差があると思います。
私はできるようになるのに、かなり苦労しました。「簡単にできるようになれるよ」とは言いませんが、身体能力や技術的にはやはり難しくはないとも言います。
コツや気をつけるポイントはありますし、それはインターネットで調べたらすぐに出てきます。しかし、それを実行できるかどうかは個人差があります。私は怖がりでケガすることをすごく嫌うので、かなり時間をかけてできるようになっていきました。補助ありでできるようになるのはそんなに長くなかったのですが、補助がとれるまでがすごーーーーーーーーーく時間がかかりました。
しかし、私のバク転練習は30歳でできるようになって終わりではなく、まだまだ続くのです。